みなさま。こんにちは。齊藤です。
今回は、上場企業で15年近く人事を担当しており、大ベテランの弊社取締役に自己分析(自分を知ること)の大切さについて話を聞いてきました。
新卒と中途では少しポイントが変わってくるので新卒にスポットをあてて聞いております。
さっそくまとめていきたいと思います。
自己分析をすることの3つのメリット
皆さんは自分の特徴について考えたことや自己分析を行ったことなどありますか。
ここでは、就職活動において、自己分析をすることの3つのメリットについてお話します。
1. 面接や履歴書上で、何を強く打ち出せば良いかわかる
当たり前ですが、新卒の場合、社会人としての経験がありません。
だからこそ、近しい学生時代の経験から、仕事にどのように取り組むのかを類推するのです。
そのためには、自分の持つ特徴をしっかりと理解し、自分の強みや弱みを把握する必要があります。
2.自分の特徴を捉えることで、どんな仕事があっているのか分析できる
自分が何をやりたいかという主観ももちろん大切ですが、漠然としているなど、明確に決まっていない人も多いのではないでしょうか。
そんな時は、自己分析をすることが大切です。
自分はどんな特徴を持っていて、どんな仕事に適性があるのか客観的に判断することができます。
自己分析ができたら、自己分析の結果を用い、自分の特徴からみて、適性のありそうな仕事やイメージのできる仕事をいろいろと見ていくことが大切です。
それが選考を進めていった時の合否にも表れてきます。
やりたいことや目指していることと、自分の特徴があっていれば良いですが、もし違っている場合、工夫する必要があります。
3.特徴を知ることが、志望動機や自分の目指していることに連動しているかどうかの分析・確認に繋がる
突然ですが、「あなたの短所はなんですか?」と聞かれたとします。
よく聞かれる質問の一つですね。
この質問の本質は、短所を知ることにあるのではなく、その短所に対し、
- ・どのように工夫をして、短所が短所にならないように努力をしているのか
- ・どのような視点で自分なりに改善をしているのか
という部分にあります。
努力の裏側や視点の付け方などの尺度を見るために質問をしているわけですね。
面接ではいろいろな質問をされますが、基本的にどの質問も長所や短所と連動してきます。
自分が何をしたくて、どんな特徴を持っているのかしっかり理解をできていないと、質問への返答や履歴書・職務経歴書の記載内容が一致しないことがあります。
自分の特徴をしっかり把握し、やりたいことやどうなりたいかの軸を明確にできていれば、どのような質問をされたとしても、「自分はこんな特徴を持っていて、こういうことをやりたいと考えています。
だからこういう仕事がやりたいんです。」という同じ着地点に繋がるはずです。
毎回、同じ回答をすることで説得力も増してきます。
このように、同じ着地点へ繋げるための足掛かりともなる、自分の特徴をきちんと把握することが大切です。
番外編
これまで、自分を理解することの重要性についてお伝えしましたが、どうやって自己分析をするのか疑問な方も多いと思います。
自分をより深く理解するのに一役買うのが、ライフウェイクシートです。みなさま、ご存じでしょうか?
就職活動をする中で、活用したことがある方もいるかと思います。人生山あり谷あり。
淡々と生きてきたつもりでも、大なり小なり起伏があるはずです。
ライフウェイクシートは、その過去から現在までの出来事や感情の浮き沈みといった人生の軌跡を一本の線で綴り、可視化できるようにしたものです。
このシートを活用することで、より深く自分のことを理解することができます。
ライフウェイクシートについて検索すると色々とやり方などが出てきますが、一人で考えてもなかなか内容が深まらないという声もあるようです。
最後に
みなさま、いかがでしたか?
自己分析が苦手な方もいると思いますが、自己分析をする意図や必要性などが分かれば、多少取り組みやすくなるのでは・・と思います。
次回も、引き続き自己分析についてお話します。
ぜひ、お楽しみに!
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